店主の声

「私のドールハウス」

それは一言で言うと温かみのあることです。「きれい」「すごい」というよりも“ほっ”とするイメージで作りたいのです。見てくれる人が思わずにっこりするような・・・その顔を見ている私もにっこりするような・・・
私の作品を見た人は、よく「あたたかいね」とか「ホッとするね」とか言って下さいます。いやなことがあった時、私の作品を見て「気分が落ち着いた」や「また頑張ろうという気になった」など、そんな言葉が返ってきたとき、ドールハウスってこんなにいいものかと自分でもビックリ・・・

私の家にはいつも誰か訪ねて来てくれます。時のたつのも忘れドールハウスに見入って、そして帰っていきます。心が疲れた時、寂しい時、私のドールハウスをそばに置いて見てください。きっとあたたか〜い気持ちになれますよ・・・!!!
これからもずーっとそんな作品を作っていきたいですね。


同じ部屋を与えられたとしても、そこに置きたい家具や調度品はみんな違うもの。ドールハウスも全く同じ。一つの見本に習ってつくってみても、色付けやレイアウトで全く違う個性が出てきます。始めたばかりの頃は、花が好きなら花をつくればいいし、洋裁が好きなら洋服やカーテンに凝ってみればいい。ディティールにこだわれば、そのうちモノが収まる場所そのものに目が行くようになる。全体的なクォリティは、つくるほどに段階を踏まえて少しずつ高まっていくものです。 個人的にいくつかチャレンジしてみたいのは、商店街づくり。リヤカーやいろんな店が軒を並べる西新商店街など、福岡ならではの色が感じられる場所をつくってみたいと思っています。

  ■松藤美津江

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