歴史の町   備前焼  国田さん


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”土がやわらかいものだという記憶”をどこかに残しておきたいと語る国田さん。
土を”あやういもの”としてとらえ、作り手の想いが形として器になる。その器に酒を満たし料理を盛り、食べ終わった器をまた愛でる。
器の中に自然体の作者自身を見ることができるようだ。
 

くにたさんの作品にはいろんな表情がある。
備前の男っぽさ、かざり気はなくさりげない。
どっしりとかまえ、あなどれない光を放っている。しゃしゃり出ないのに印象は深い。
ユニークでおちゃめな作品もある。写真をとるのでどれかおすすめを・・・・というと、そこの割れた鉢をさしだした。
”これはこれで味があるんです。どうしても割れなくて”と語る。
この鉢同様、作者もとても多面体である。
自分で作った器(マイおちょこ)をポケットにしのばせ酒を飲みに行くことも・・・。
いくら器があってもそこのどんな料理を盛るのかがセンスであり、料理が同じでも盛る器で気分も変わる。
逆にもう少しう・つ・わ・・がと作り手としての厳しい目で見てしまうこともあるという。
笑顔で温厚な人柄の下には、まだまだたくさんの表情もかくれていそうである。

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