三雲下西遺跡
(みくも したにし いせき) |
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先日の3月15日(日)、曇天の日、三雲下西遺跡において前原市教育委員会の現地説明会が行われました。
前原市三雲と言えば、あの魏志倭人伝に登場するクニのひとつ「伊都国」のあったところとされます。
そのため、日本全国の古代ファンの熱い視線を一点に集めているエリアです。
さて、今回の発掘の成果とはいったい。。。 |
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説明会の様子 |
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説明は女性職員さん |
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発掘現場の東側から西方向を望む |
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順番に溝を見学させていただく |
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南北方向へ伸びる溝の一部。
お祭りに使われたと思われる
壊れた土器がたくさん出土した |
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お祭りに使われた土器 |
●約2000年前の深さ1.5m、幅3〜3.5mほどの大きな溝が見つかった
●溝は東西へ32.5m以上、南北に9mあることが予想され、その溝の内側に約2000年前ごろに栄えたクニの
王の墓がある(三雲南小路遺跡・井原鑓溝遺跡)
●このうち東西方向の溝はV字型をしており、お城のお堀のように敵からの進入を防ぐ目的であったと思われる。
●この頃の地表は現在では削られているため、当時は2.5mほどの深さがあったと思われる
●この溝は300年の長い期間にわたり、繰り返し溝さらえされたあとがあったということは2000年ほど前には
人が落ちたら這い上がれないほどの深さの溝が一定の区域を区切るように存在し、
300年にわたりメンテナンスされていたということです。 |
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今回の目玉:東西に伸びるV字型の大溝 深さ1.5m
現在のようにスコップなどの用具は当然なかっただろう2000年前に、それだけの大仕事をして
300年の長きにわたり、守らなければならない何かがこの溝の内側にあった、と言う事です。
さて、あなたはこの巨大な溝の中に何が守られていたと思いますか? |
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V字型の溝が西方向に伸びていると思われる |
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南北方向の溝。お祭りに使われた壊れた土器たち |
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溝の土の色の変化から何回にも渡って修理された跡があるそうです |
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「三雲上覚 鉄器」とあります |
≪≪ 発掘された土器たち ≫≫
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