100%糸島産の『塩』つくりに潜入!
この取材は、2002年夏のものです。
現在(2005年)の「工房とったん またいちの塩」の様子はこちらから ≫HPhttp://www.mataichi.info/






ご注意:以下は2002年夏時点の取材記事です。現在の様子とは施設・工程・製品ともに大幅に変わっております。
参考ページとしてご覧になってください。


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ここは福の浦、、以前ちょいと立ち寄った時には、まだ製品化されていなかったのですが
このたび「岩ちゃん」が潜入取材を敢行してくれました。・・・ちょっとお目にかかれない「塩」ですぞ。



怪しい現場(工房)
福の浦の突端にあるから
「とったん工房」なのだ。
まさに福の浦の行き詰まりの場所

そこで「またいちの塩」は

真面目に地道に創られている。


裏手には日が照りつける雑木林

まさに手塩にかけてつくられる
「またいちの塩」ができるまでを
スタッフの山口さんが
説明してくださいました。


山口さん(かな〜り熱血です^^)
海水をポンプでくみ上げ、1週間から10日かけて何度も何度も笹の木に海水をかけて、
太陽の光と海風にさらし3%の海水を12〜13%の濃度にする



くみ上げる海水は
深い場所からで無くてもOK
笹の木は束ねて逆さに吊るされており
そこに海水を上からくぐらせるのです。

落ちてきた海水は少し傾斜になった
床を伝ってタンクに溜められます。


古式で効率悪そうだが
この風情がたまらない。









1日かけて釜で塩を煮詰める。さらに小さな釜に移して1日じっくり煮詰める。
その際、浮いてくる塩化カルシウムなどをあくをとるようにずっと取り続けます
できた結晶を樽に移し、
水分(天然にがり)をすくい取ります



にがりです
≫脱水して≫

できあがりです

★オーナー平川又一さんとの会話。(平川氏の画像はNGだそうです^^)
「たかが塩・・・かもしれませんが、人間にとってもっとも大切な食品のひとつが
塩だと思います」
と昨年の暮れに「またいちの塩」製造所、とったん工房を志摩町の福の浦に
オープンされた平川又一さんは熱く語ってくださいました。
もともと山登りが好きで、ライフスタイルも自然志向となられ、食品にもこだわりを
持つようになったこと、そしてネパールの山に住む人々が岩塩を背中に背負って
2週間かけて塩を買いに行くのを見て、塩の大切さを痛感したことが塩作りを
始めるきっかけだったそうです。
福の浦のこの場所とは偶然出会われたとか。
「九州中の海を探し回っていたのですが、福岡から割と近いこの場所が塩をつくるのに適しているのを偶然発見したときは本当に驚きました」
海がきれいであることはもちろんですが、すぐそばに雑木の山があることが
重要なことだそうです。
「山は海の恋人と言われるように山の養分が海に流れ出て、海藻が育つことによって海が豊かになるんです。ですからこの海からとれる塩には92種類ものミネラルが含まれているんですよ」
早速できたての塩をなめさせていただきました。これがうまい!!!


左:あらじお 右:さらに洗練
された究極塩
「またいちの塩」は
●福の浦のとったん工房
または息子さんが経営されている
●「季節屋」
(前原市西堂 Tel 323-8732)
で販売されています。


取材:岩ちゃん


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