糸島自然研究会 2007年1月例会報告 今津干潟の野鳥観察
清水 和人
 平成19年1月14日(日)晴れ。 9:30迄に元岡小学校裏門脇の空き地に集合した者11名。金貞氏の姿はまだ見えません。観察する場所は分かってあるからそのうち見えるでしょうとjうことで瑞梅寺川河口へ向かった。昭代橋を渡り、周船寺川河口近くまで来たとき、金貞氏と若宮さん二人が参加された。これで木口の参加者は13名。早速車から望遠鏡や双眼鏡を取り出し、今日の観察のあらましを話された。金貞氏を先頭に出発した。今日は気温は低いが日当たりがよく堤防の近くで背を低くすると暖かさを感じた。水鳥たちも州の近くで群れをなしゆっくりと餌を取っている。
 民家を離れ周舶寺川河口近くの水門脇で5台の望遠鏡をセットし思い思いに野鳥観察を始めた。あるものは川面を見て・カイツブリ・ハマシギ・マガモと言う。あるものは近くの休耕田や電線を見て・ムクドリ・カササギ・タゲリと言う。金貞氏はその都度野鳥を確認しその鳥の嗚き声や体の大きさ、特徴などなどを説明してある。説明を聞いて更に望遠鏡を覗いている。
 これからは、観察し説明された多くの野鳥を仲間ごとに分けて記していく。
<カイツフリのなかま> ○カイツブリゆ雌雄同色。冬羽の上面は褐色で、下面は淡い色となる。嘴の基部に黄白色の斑がある。尾はほとんど退化し、胴体は丸みを帯びる。
<ウのなかま> ○カワウ⇒雌雄同色。令身黒色で背は茶褐色。嘴のつけねは黄色く顔は
白い。足は思い。繁殖期には足のつけねに大きな白斑が出る。
<サギのなかま> ○コサギ⇒雌雄同色。サギの中で最も小さく全身は白い。嘴は黒くて長い。足は黒、指先は黄色。冬羽は冠羽と飾り羽を欠く。夏羽では後頭から2本の白く長い冠羽と、背中に先がカールした飾り羽がある。○チュウサギ⇒雌雄同色。コサギ同様全身白色。嘴は黒く、つけねの黄色は目立つが短い○アオサギ⇒雌雄同色。頭頂と頬は白く両目の上から後頭まで黒い帯がある。雨覆は灰色。
<トキのなかま> ○クロツラヘラサギ⇒嘴は黒っぽく平たい。額が黒く、後頭には冠羽がある。翼の先が黒い。
<ガンガモのなかま> ○マガモ⇒雄の頭は光沢のある緑色。類に白のリンクがあり、胸は褐色。嘴は黄緑色。ド面は灰白色で、黒色のヒ尾筒の中央尾羽4枚が巻き上がっている足は檀黄色。雌は全身褐色の斑があり、嘴は檀赤色で土くちびるに黒い斑がある。○ヒドリガモ⇒雄は頭から胸は赤褐色で頭頂は淡黄色。休は灰色で尾とド尾筒は黒い。飛んでいるとき雨覆の広い白色都が目次つ。嘴は短く鉛色で、足は灰黒色。雌は全身褐色で腹は白い。○アメリカヒドリ⇒雄は頭部が白い。目に太い過脱線が通っている。下尾筒が黒い。○カルガモ⇒雌雄同色。全身褐色に黒褐色の斑がある。顔と喉は頭央を除き淡褐色で、嘴の基部から2本の暗色の線がある。三ミ列風切の外縁は白く、黒褐色の羽との違いがはっきりしている。嘴は黒く先は黄色。○ツクシガモ⇒雄は繁始期になると赤い嘴の上にこぶができる。雌にはない。体の色は雄よりやや淡い。幼島は背が黒っぽく、類の前が白い。○コガモ⇒ガンカモのなかではいちばん小さい淡水他のカモ。雄の頭部は栗色で眼の後ろに緑色の帯がある。体は灰色で尾の両側に三角の貧民斑がある。体の側面中央に白い線がある。嘴と足は黒い。雌は全体褐色で黒褐色斑がある。○オオハクチョウ⇒雌雄同色。全身白色で、嘴は先が黒く、つけねは黄色。この黄色の部分か広く、先端は尖っている。足は黒い。幼島は全身が灰褐色。
<ワシタカのなかま> ○トピ⇒全体黒褐色で翼も尾も長い大型のタカで、尾の中央が凹んでいる。鋭い嘴とつめ、強い足で小動物をつかまえて食べる。○ミサゴ⇒白っぽい順に黒褐色の過脱線があって、背まで達している。脱は黄色で嘴は黒く、鋭く曲がっている。胸には茶色の帯状の斑がある。体と翼の上面は黒褐色で、短めの尾にはっきりしない横斑がある。足は淡青灰色。
<ハヤブサのなかま> ○ハヤブサ⇒雌雄同色。雌はカラス大で雄はやや小さい。頭は灰黒色で他の上面は暗青灰色。顔に黒い髭状の模様があり、ド面は白に黒い横斑がある。嘴の基部と眼の周りは黄色く、足も黄色。
<チドリのなかま>○アオアシシギ⇒雌雄同色。嘴は長めで上向きに反り先端が黒い。
頭と類に黒い縦斑があり、背には黒い軸斑と白い羽緑がある。夏は胸から脇に黒い縦斑が
ある。嘴の基部は青灰色。足は青灰色で長い。冬羽は上面は灰色で白い羽緑とその内側に
思い緑どりがある。胸側に薄い褐色斑がある。
○タシギ⇒雌雄同色。竹中に白い線がある。足は黄褐色。胸から類にかけ淡い褐色に黒褐
色の縦斑があり、脇にも横斑があり、保護色となっている。嘴は長く。黒褐色で基部は肉
色。足は黄褐色。
○イソシギ⇒遠目には淡褐色みえる。腹部下尾筒まで白く、肩部に白色部かくいこんでいる。足は黄褐色。白っぽい眉斑と褐色の過脱線がある。
<ハトのなかま> ○ドバト⇒熱帯、温帯に住む中型の陸島で、木や草の実を食べる。体の色は灰色だがいろいろ変わったものがある。
<カラスのなかま> ○カササギ⇒ハシボソガラスよりも少し小さい。尾が長く、頭から背、胸、腰、尾羽、尾のつけ根近くと風切羽の一一部は金属光沢のある黒色で、腹部と翼のつけ根部に目立った白色がある。
−−−−まだまだ タゲリ・ムクドリ・ズグロカモメ等々数多く観察し、説明を受けました。
(☆ <参考文献> 野鳥 ポケツト図鑑 野外観察図鑑 5 鳥)



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