糸島自然研究会 2009年5月例会報告 ゆらりんこ橋〜高尾台(5月10日)

清水和人
 平成21年5月10日(第2日曜日)薄曇り。午前9:17 JR大入訳に下車したのは、若宮さんと僕2人でした。「誰も下りて来ませんね!」と話しながら旧駅舎近くまで来ると、上り踏み切りの近くに勝田氏と女性の方二人がまつてあった。早速、5月例会資料整理の日に話し合っていた通り、元気な方は 真名子林道を登るかどうかを話し合ってみた。その結果、二人とも佐波の志自岐神社で待機してあるマイカーの方々と合流する事になったので、4人で志自岐神社へ向かった。
 9:40頃志自岐神社へ到着。マイカーの方から「まちどうしかった!」の言葉が飛んでくる。そこは「ぐっと抑えて」早速、参加カードに必要事項を記入して頂き、参加費徴収後本日のコースを一応説明し、徒歩組を何方かの車に便乗させて頂くことを相談した処 2名の方の車に便乗し、ゆらりんこ橋駐車場へ向かった。ここで、ひと足先にマイカーで来てあった方とも合流し、総勢本日の参加者は11名になった。ここでも一応のコースと、高尾台まで登り正午頃ゆらりんこ橋へ戻り、ゆらりんこ橋公園で昼食をとる事を説明して出発した。今日の先頭は「若宮さんして!」と言う声で若宮さんが赤い旗をリックに差し新しく出来た車道を登っていく。道路脇のみかん園はどの枝も白い小さな花を沢山つけて、いい香りを漂わせていた。道路脇やみかん園の畦には・オニタビラコ・コバンソウ・ハハコグサ・ウマノアシガタ・オオイヌノフグリ・アカバナ・ハルジオン・カラスノエンドウ・カスマグサ・スズメノエンドウ・キュウリグサ・ハナイバナなどなどが思い思いの小さな花を付けていた。暫く登ると、何処の会社が建てたのか不明ですが、地震や地質等の観測小屋の前を通って真名子の子供たちが田地原の佐波分校へ通っていた林道へ渡る橋迄来ると、橋の下の流れには沢山の錦鯉の稚魚一つの集団になり、楽しそうに泳いでいた。皆は人里離れたこんな場所に錦鯉が放流されている事が不思議そうでした。
 再び高尾台へ向かう車道へ戻った。朝は霞で薄曇り状態でしたが、だんだんと青空が広がり日差しも強くなってきた。坂道の両側は白い小花の大きなかたまりを付けた・ハナウドやマムシグサ・ナワシロイチゴ・クサイチゴ。「ここならクサイチゴも安心して食べられるよ!」と言って、真っ赤に熟したイチゴを摘み何人も口にしていた。・ナガバモミジイチゴも観察された。駐車場を出て40分ほど過ぎたでしょうか、真名子林道へ出た。ここから右上に延びる道幅約1.5m程の坂道を登る。此の坂道は真名子林道を造るときの車の引き込み場所として利用されていたと言う。勝田さんの話では頂上まで登ると反対側へ下り、真名子林道へ出るのではないかと言う。私達は頂上まで行かず途中で引き返してきた。この道は杉の人工林の下で少し登った所に谷川が横切り倒木や土砂で川底が埋まり坂道の方へも谷川の水が流れ出て坂道一帯がしめっていた。
 此の坂道へ入るとシタ類、サトイモ科のマムシクサ等が多く、・ムサシアブミ・テンナンショウ・イワガネソウ・シシガシラ・ホラシノブ・ヤブソテツ・ミゾシダ・ウラジロ・ゼンマイ等が繁茂している。その他・オノマンネングサ・ウシハコベ・ネコノメソウ・ユキノシタ・ホウチャクソウ・ナルコユリ・アマドコロ・ノイバラ・イズセンリョウ・キジョラン等を観察して引き返した。
 ゆらりんこ橋公園に到着し思い思いのベンチに腰を下ろし美味しい弁当を食べはじめた。12:30を少し過ぎたころお腹一杯になって、公園周辺の植物を観察をしはじめた。


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