回答 |
回答者:飯田 武正氏(志摩地区) メールにて回答(1/16) *原文のまま掲載 |
<質問(1)>(有害)化学物質の暴露による健康被害から市民を守る為に。
住民は、公園、公民館、学校などの公共の施設への薬剤散布や床ワックスやシックハウス建材使用などから無意識のうちに暴露されており。これらからの健康被害が危惧されています。このような健康被害を引き起こさないよう、新市において環境基本計画や独自の条例・ガイドラインなどを策定し施行させるお考えはありますか?
回答 |
農薬の危険性は、大凡理解していたつもりであるが、家庭用で使用する殺虫剤や農薬以外のものやプラスチック製品等からの二次被害の様なものについては、殆ど認識しておらず、あまり深く考えてこなかった。
今回の資料を一読し、大変重要な観点が含まれており、中長期に亘って取り組んでいかなければならない事項であると認識しました。
佐賀市のガイドライン等を拝見し、糸島市としても是非、継続的な「学習会」「ワークショップ」等を踏まえ、住民と農業関係者・NPO・行政・企業・大学・議員等が全く対等の立場で徹底的に論議し一つの施策、及び予算を含む政策として議会へ提起し法案化を目指す方式・・・「ワークショップ方式・施策提言」で課題解決を図るべく取り組むべきと思います。
又、学校教育現場や親子学習会等とかも利用し環境教育の充実と広がりを持たせなければなりません。併せて、各種団体との協働で仮称「環境フェスティバル」の様なものを毎年定例化し住民・市民意識の向上を図る事を提案します。 |
<質問(2)>電磁波の暴露よる健康被害から市民を守る為に。
住民は、携帯基地局、高圧送電線などからの電磁波に暴露され続けており、時には深刻な健康被害を引き起こすほど危険なレベルの電磁波暴露を受けている場所もあります。新市において他の自治体でも取り組んでいるような電磁波からの健康被害を未然に防止する為の環境基本計画や独自の条例・ガイドラインなどを策定し施行させるお考えはありますか?
回答 |
電磁波については、元々NTT職員でもあったこと、更に無線技術者(一級無線技術)関係者でもあり、身体に何らかの影響があるであろう事は認識していました。
しかし、新聞報道記事の資料を拝読し、個人差がある事、又影響を受けやすい方にとっては相当な身体的&精神的な面からも相当な被害がでている事例を知りました。
今、糸島市(雷山等)でも、その建設関係で話題になっていることを時々耳にしておりましたが、あまり深く考えておりませんでした。 この問題も「ワークショップ方式・施策提言」等で、地元住民と一体となって課題解決を図るべく取り組むべきと思います。
近くの篠栗町でも条例施行の事例を聞き、「人にやさしい未来都市」を目指す糸島市としては、当然ながら環境基本計画や独自の条例・ガイドラインなどを策定し施行させるべきと思います。 |
<質問(3)>貯蔵・輸送・公募などに問題点のある高レベル放射性廃棄物処分場について。
安全性が決して確保されることが無い核燃料サイクルについて警戒・危惧するところです。そこで「核廃棄物処分場の誘致」について端的にご質問いたします。原子力発電環境整備機構(NUMO)が行っている高レベル放射性廃棄物処分場設置可能性調査の公募についてどのようにお考えですか?
回答 |
本件も又、最近耳にした情報でチョット耳を疑ったくらいでした。その様な事が、本気で進められようとしていることをHP等で確認し、改めてビックリした状態です。
しかも旧・二丈町において一部行政職員や議員等が動いていた事を聞き及びました。何を目的に、誰が、どの様に動いていたかは定かでありませんが、少なくともその様な動きがあった事は事実の模様です。 但し、現在は立ち消えになっているとも聞いていますが・・・。
HPで応募内容を読んで、改めて問題の深さを知らされました。財政危機が大きな起爆剤ともなって合併した糸島市、更に膨大な借金も抱えており、誰がどこかで、その補助金・助成金等(税の補填含む)の魔力に引き込まれて蠢くかも知れません。私共は、断じてその様な公募に応募すべきではありません。 寧ろ徹底して反対して参ります。
私たちは、しっかりとその実態を把握するとともに、断じてここ糸島の自然を破壊する行為や生命の危険さえも伴う様な事柄に対しては、一人の人間として断固として反対していかなければなりません。未来10年・20年の展望を踏まえながら、基本条例の見直しと予算を含む総合的未来都市糸島のプランを練り直す必要を感じます。
行政主体の基本条例でなく、あくまでも住民・市民が中心となって希望溢れる未来を担っていける条例作りを目指すべきと思います。住民とNPO・行政・企業・大学・議員等が全く対等の立場で、正に打てば響く様な関係、「共働・協働+響働社会の実現」を目指して全力で取り組んで参る所存です。
各種資料の収集、誠に御苦労様でした。 心から感謝申し上げます。更に、今後とも粘り強く諸活動に取り組んでいかれんことを望みます。貴団体の益々の発展とネットワークが更に広がりゆかん事を陰ながら祈っております。 |
|
|