糸島市のこれからの図書館についての公開質問状 「回 答 文 書」

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松本嶺男氏の回答文書

質問1への回答
糸島市の図書館サービスについて(基本的な考え方)
 「赤ちゃんからお年寄りまであらゆる年齢層の方に」、「どの地域に住んである方にも」、「健常者も障がいを持ってある方にも」すべての市民が図書館サービスを受けられる環境をつくらなければならないと考えています。
 上記の考えから、旧二丈地域、旧志摩地域にも図書館を設置したいと考えています。また、移動図書館(ブックモービル車)も糸島市内の各施設に出向いてサービスを行う必要があると考えています。(*ただし、各施設との十分な打ち合わせが必要)。
 障がいを持ってある方(視覚障がい者、聴覚障がい者、知的障がい者、学習障がい者など)への図書館サービスについては、私自身も勉強させてもらわなければなりませんし、いろいろ検討しなければならない点もあるかと思います。ただ、やれるところからやっていかなければならないとも思っています。また、貴会をはじめ、ボランティアグループ、市民の皆さんのお力もお借りしなければならないこともあるかと思います。

質問2への回答
旧前原市の図書館サービスについて
 添付の県内比較の資料等については見させていただきました。旧前原市の図書館サービスについては、私も市長として関わっておりましたので、私がとやかく言えるものではないと思っています。
 ただし、新糸島市の図書館サービスを検討する(糸島市図書館基本計画を策定する)上で、旧前原市の図書館サービスについてはきちんと総括、評価分析する必要はあると思っています。

質問3への回答
糸島市図書館基本構想(計画)の策定について
 糸島市として、最終的にどこまでの図書館サービスを行っていくのかを定める図書館基本構想(計画)の策定については、貴会のご指摘のとおり、有識者、市民代表を含めた委員会を立ち上げて、検討に入るべきだと考えます。
 ただ、基本構想(計画)ができるまで、旧二丈地域、旧志摩地域には図書館サービスを行わないという訳にはいきませんので、分庁舎(二丈庁舎、志摩庁舎)のスペースを活用した暫定的な図書館サービスは行う必要があると思っています。

質問4への回答
(仮称)二丈図書館、(仮称)志摩図書館の開設に向けて
 “暫定”、“本格”、どちらの図書館の開設においても、正規職員が加わって準備に入る必要があると考えます。

質問5への回答
志摩地域の図書館の必要性について
 当然、志摩地域にも必要だと考えています。
 もちろん、糸島市図書館基本構想(計画)にも位置付ける必要があると思っています。

質問6への回答
移動図書館のサービス拡充について
 糸島市1市2町の合併に伴い、移動図書館(ブックモービル)が巡回する施設が増えることは当然のことと思います。ただ、巡回する施設との十分な打ち合わせが必要だと思います。

質問7への回答
図書館の職員体制について
 旧前原市の図書館の職員体制については、私も市長として関わっていましたので、私がとやかく言えるものではないと思っています。
 ただ、ご指摘の「新市において、司書の資格を有する職員や図書館勤務を希望する職員を図書館に配置すること」については、私も大賛成です。
 合併に伴い、図書館サービスだけでなく、あらゆる行政サービスの質を高めることは必要なことであり、やらねばならないことだと考えています。

質問8への回答
学校図書館の充実について
@学校図書館振興基本構想・基本計画の策定について
 糸島市には、小学校が16校(分校2校)、中学校が6校(分校1校)あり、学校図書館の状況もそれぞれ違いがあると思われますので、まず、現状確認が最優先だと考えます。その上で、学校毎に課題を整理し、課題解決方法を検討し、対応すべきだと考えます。
 学校図書館振興基本構想・基本計画の策定については、市教育委員会、各学校の意見を聞いて判断すべき事項と考えます。
A学校図書館職員(専任学校司書)について
 旧前原市において、私の選挙公約の1つとして「全小中学校に専任学校司書の配置」を掲げ、実現をさせていただきました。
 貴会のご要望は、“専任学校司書の半日勤務を全日勤務に”とのことですが、まずは現状(半日勤務)の総括、評価が先だと考えます。
B図書の整備について
 この点についても、@と同様に、現状把握、課題整理等が先決だと考えます。その上で、図書の整備については、(限られた予算の中で、学校教育においては、施設改善等の他の課題もありますので)総合的に判断すべきだと考えます。
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