松月よし子氏の回答文書 |
現在行われている移動図書サービスは、幼保育園、各市役所、施設など限られた利用箇所であるが、各校区にある公民館の図書環境の充実を図り移動巡回車にステーション機能を持たせる。利用の曜日設定などを行い、各戸配布の公民館便りなどを利用し地域の高齢者、障害を持つ方々にも近場で利用しやすくする事ができる。(旧前原市には各公民館に文庫があるが、旧志摩、旧二丈には整備がなされていないのが現状である。)この際、天候に左右されない様公民館内での利用が出来る体制を取る事が必要であり、利用者と図書館員の情報交換や交流を図る事が出来る。これには移動巡回サービス車の増設と職員の配置が重要な要素となる。 |
*1にものべたように職員の体制について正規職員の配置が最重要課題と考える。環境が整備出来ても専門性の高い図書館を運用する人材が重要であり、立場的にも不安定な嘱託・臨時職員では長期計画的な取り組みは困難である。旧一市二町の図書に関する取り組みにおいて熱心に取り組む職員や図書館配置を希望する職員もあると行く。人事配置においてそれらを反映させることにより、現状の職員のなかでも体制を整える事は可能と考える。同時に運営に関し専門的知識が必要なため広く公募し経験豊富な人材を確保しなければならない。
資料購入予算については、人件費も含め早急な予算確保が必要と考える。必要なときに必要な情報を提供できるのが図書館の役割と考える。
*施設に関しては図書館新設よりも既存施設の図書館としての活用と各地域のネットワークの構築を当面は考え、将来的な新設図書館建設に向けての活動を継続することが必要。
*利用状況については、現状では糸島市図書館周辺、車利用者、巡回サービス車の利用者が主であり利用造花は厳しい状況と考える。 |
図書館設置委員会の立ち上げが早急に必要。地域に愛され利用しやすい図書館を目指すためには、地域ボランティア・利用者を含んだ委員会設置が大切である。近隣の旧庁舎を利用した図書館や先進図書館の視察などをおこない、準備室に意欲を持った正規職員の配置は不可欠と考える。 |
市民の公平な文化的生活を保障する上で、地理的にも志摩地区に図書館は必要であり、二丈図書館設置委員会を設置する彩の糸島市の図書館計画に当然加えるべきである |
1に記載。公民館は地域組織の中核になっており実情や情報に詳しいため、図書館と連携する事でより利用者のニーズに対応できると考える。できれば各公民館に図書館の分館(ステーション)の設置ができれば、地域の状況に応じた巡回サービス体制づくりが可能となる。そのためには、正規職員と各分館を結ぶ巡回車の増設が必要と考える。 |
2に記載。 |
学校図書館振興基本構想、基本計画策定は必要である。
現在、配置されている学校図書館員(臨時職員)の半日勤務現状は子どもたちの対応だけで時間が過ぎ、本の修理製本については超過勤務状態(当然か)と聞く。子ども達にとっての図書室は、本を読み知識を深めるだけでなく心の安らぐ居場所であり、職員の終日勤務が不可欠である。そのためには、勤務時間の長い嘱託職員か正規職員の配置が必要であると考える。
また、現在の学校図書室はその殆どが校舎の最上階で利用しにくい、もしくは、空間が狭いなどの収納や利用面での問題の改善が急務である。 |
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