糸島市のこれからの図書館についての公開質問状 「回 答 文 書」

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中村たかみつ氏の回答文書
「糸島市の図書館を考える市民の会」の皆様におかれましては、日頃から市民のための市立図書館や学校図書館の充実、発展に向けて活動をいただき、心から敬意と感謝を申し上げます。私も皆様のお考えを伺いながら一緒になって市民のための図書館づくりを支援していきたいと考えています。

質問1への回答
 糸島市の新市基本計画では「みんなの力で進める協働のまちづくり」を「まちづりの基本戦略」の一つに掲げており、市民、NPO、ボランティア団体等と行政が一緒になって協働のまちづくりを進めることになっています。
 市立図書館だけでなく「いつでも・どこでも・だれでも」学ぶことができる生涯学習の充実を図っていく必要があり、図書館機能を備えた総合的な生涯学習施設についても市民の皆様のご意見を伺いながら、積極的に推進したいと考えています。

質問2、3、4、5への回答
 回答1のとおり、市民参画による協働のまちづくりが重要であり、特に構想等の策定は行政が主導で行うべきものではありません。糸島市となり図書館をどのように「まちづくり」に生かしていくのか市民、有識者等と行政が一緒になって構想を策定していく必要があると考えています。
 そのためには、市民参加のワーキンググループや委員会等を設置し、その中で二丈庁舎や志摩庁舎等既存施設の活用方法、運営体制、ネットワークなど検討を行い「市民協働による市民のための図書館構想」を策定することが最善だと思います。

質問6、7、8への回答
 移動図書館サービスについては、設置当初から比べると機動性・効率性は高くなったと感じていますが、合併により市域が広域となったため、サービスの拡充については早急に対応することが望ましいと考えます。
 「最大の行革」と言われる合併が実現しましたが、行財政の効率化と財政基盤の確立を目指して、今後もさらに行政改革を進めていく必要があります。
 このようななかで、自治体職員については「市民全体の奉仕者として」意識、知識、実務の向上を図っていく必要があります。今後は専門的な分野で力を発揮できる職員と様々な分野で力を発揮できる職員が望まれます。
 図書館業務については、専門的な分野での職員配置が必要であると考えますが、その職員が全て正規職員でなければならないのか、それは疑問です。正規職員でなければできない業務、正規職員でなくても専門的にできる業務があると思われますので、業務内容について十分精査し、職員配置を決定していく必要があると考えます。市民力を生かした効率的な図書館・移動図書館運営が図られるべきだと思います。
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