市民文教常任委員会会議録(要点記録) |
開催月日 |
平成14年12月4日(水) |
場 所 |
市民文教委員会室 |
開 会 |
午前10時01分 |
出席委員 |
井上智委員長、伊藤千代子副委員長、中村隆光委員、洲之内昌司委員、江頭晶子委員 |
欠席委員 |
なし |
説 明 員 |
春田整秀市長、菊竹利嗣教育長、上田勇介教育部長、
三苫幸雄社会教育課長、秋吉富男社会教育課長補佐 |
傍 聴 者 |
なし |
事 務 局 |
書記 平野 真也 |
審議事項 |
@図書館構想懇話会設置の説明
A請願第27号 恰土公民館移転改築に関する請願
B委員会審査(1 2 / 1 1 )への傍聴希望の申し出について |
現地調査 |
恰土公民館 |
決定事項 |
@説明のみ A説明及び現地調査のみ B傍聴を許可する |
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[@審議過程] |
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説 明 |
図書館については、合併の中で議論すべきことと思う。しかし、要望も非常に強
い中で懇話会を作り、一つの案を示して話をしたい。 |
説 明 |
合併の後の図書館建設までの暫定的なものの構想を示したい。
どのように考えられるかを諮りたい。 |
説 明 |
懇話会で話し合われるのに案があった方がいいので、一つの案を出したいと考えている。
伊都文化会館の北側に増築することで設置をしたい。二階建てで面積は570u、現図書室を改修してそこを入口にしたい。
蔵書数は3 8,000冊、一般図書が3 0,000冊、児童図書が8,000冊。
閲覧席を25席設置し、移動図書館と一体として運営したい。
懇話会は30名で構成し、メンバーは平成12年から13年に設置した懇話会の15名の方と、
1 0 0人委員会の人づくり部会から15名ぐらいの方を考えている。
懇話会は、3回程度の開催を見込んでいる。 |
質 問 |
費用はどれくらいかかるのか。 |
回 答 |
以前の懇話会は長期にわたり検討をしてもらっているが、1 0 0人委員会の方はそこまでの
レベルにいくかはわからない部分もあるが、懇話会の開催は3回ほどを考えている。
15年の4月から9月の間に設計し、契約を15年12月議会に上程し、
平成17年1月からの開館を考えている。今からの設計になるので今は回答ができない。 |
説 明 |
これはまだ素案であり、西に増やしなさいなど意見があると思う。懇話会で意見
を聞きたい。財源は、今積み立てている4億円を使いたい。 |
質 問 |
仮ということだが、何年ぐらいを考えているのか。 |
回 答 |
合併が平成17年を考えているが、17年以降も5年間ぐらいは図書館建設は
難しいのではないかと考えている。最長では10年ぐらいかかるのではないか。 |
意 見 |
新市建設計画に入って早くなると思っていた。それが急にこういう形で出てきている。 |
回 答 |
3 8,000冊の蔵書数があり、移動図書館も運営するので、
市民の要望には応えられるのではないか。 |
質 問 |
これはいつから計画されたのか。 |
回 答 |
PFIを検討していたが図書館は広域的な施設であり、
それでは合併の議論を見ながらしないといけない。
要望も非常に強い中でほっとけない部分もあり、暫定的ではあるがこの施設を造りたい。 |
回 答 |
いつからかは言えないが、寿屋の件も以前に話した経過もあり、
仮の施設をという考えは頭にはあった。 |
質 問 |
PFI導入調査の委託費が減額されているが、PFIは止めたのか。 |
回 答 |
この委託はプロポーザル方式をとったので、それに伴う減額である。 |
質 問 |
平屋建てになるのか。 |
回 答 |
本を置くのに強度が必要であり、ピロティー方式で下を駐車場にしている。 |
質 問 |
積み立てている4億円を使うのか。 |
回 答 |
予算の範囲内であるが、積み立てている4億円を使いたい。 |
回 答 |
4億円積み立てているからといって、まるまる使うとは限らない。 |
説 明 |
前原市は現在も貸出冊数は多く、移動図書館もあり、相当の効果はあると思う。 |
意 見 |
閲覧席も25席ぐらいしかないような施設では、むしろ待ってでもきちんとした施設を
造った方がいい。人材も必要であるし図書館にはPFIは馴染まないと思う。 |
回 答 |
合併の議論の中で志摩町や二丈町の件など議論してくると、3年ぐらいでは建てられない。
その間図書館がなくていいのかという部分で、
十分ではないかもしれないが今回これを建てることで対応したい。 |
意 見 |
市長の公約を信じた方はがっかりされると思う。
市民は子どもが勉強する場所がないと言ってあり、閲覧席が25席ぐらいでは勉強もできない。 |
回 答 |
図面の研修室は、調べ学習のために充てたいと考えている。
面積が70uあり、40名ぐらいは入るのではないか。 |
意 見 |
この施設を建てると合併の後図書館を建てるのが遅くなるのではないか。二重投資になる。 |
意 見 |
中途半端な施設ではないか。 |
回 答 |
駐車場も必要であり、費用もかかる。 |
意 見 |
図書館の場所としては前消防署当たりの場所がよくないか。
今まで待ったのだから、それから建てたらどうか。 |
意 見 |
合併の問題は別として、ごみのように一市二町で協議してできないのか。 |
回 答 |
合併協議会ができている中で、それは難しい。 |
意 見 |
確かに合併と別には難しいと思う。 |
回 答 |
合併となると志摩町、二丈町の分館の論議も上がると思う。ネットワークの検討も必要になり、
本館のボリュームも検討し総合的な検討をしないといけない。 |
意 見 |
結論から言わせていただくとこの計画はどうかと思う。閲覧席も25席ぐらいしかなく、この施設建設は市民の批判が出ると思う。確かに10年間特つのは長いと思うが、合併すればこんな施設が造れますよと言った方がまだいい。これぐらいの施設なら空き教室を使った方がいいのではないか。
懇話会のメンバーも公募をしていただきたい。図書館に関心のある市民も多いので、そういう方を入れていただきたい。3回だけ懇話会を開いて、イエスというのはしてもらいたくない。 |
回 答 |
移動図書館を通して市民の要望も上がってきており、いかに対応していくかとい
うものがある。合併の件もありこのまま市民に特ってもらうのかというのもあって、暫定的な施設ではあるが造りたいと考えている。移動図書館は雨の日などは特に困ってあり、そういう対応の要望もあっている。 |
質 問 |
懇話会の内容はどうなるのか。 |
回 答 |
暫定的な施設に対する意見を聞きたい。どういうものが必要かも聞いて対応したい。 |
意 見 |
公約は4年後にどうなっているかという部分が大事だ。前原市は文化的と言いながら、このレベルなのだなと市民は思う。市民文教委員会としては認められない。 |
質 問 |
1 0 0人委員会からの15人の委員は、公募できないのか。 |
回 答 |
年明けの1月から開催し、3月までに意見をまとめていただくという期限もある。 |
質 問 |
100人委員会の25人の内から15人を選ぶのは誰か。 |
回 答 |
教育委員会が選ぶことになる。 |
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[現地調査】 |
恰土公民館 |
説 明 |
築16年経過している。バリアフリー化が図られておらず、身障者トイレは1回(階?)のみで、部屋数も足らない。大会議室を半分に分けるのも考えている。託児所の要望もある。 |
説 明 |
古いのは波多江公民館、前原南公民館、恰土公民館の順になる。 |
質 問 |
利用状況はどうか。 |
回 答 |
利用は一杯という状況ではない。 |
質 問 |
人口は増えているのか。 |
回 答 |
人口は曽根地区の開発で一時期は増えた。 |
[A審議過程] |
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説 明 |
建物が古いのは、波多江、前原南の順になる。空調がまずだめになる。 |
質 問 |
公共施設の建て替えの基準はあるのか。 |
回 答 |
基準という形では、基本的にはないようだ。 |
質 問 |
耐用年数は何年か。 |
回 答 |
50年くらいあるのではないか。 |
意 見 |
老朽化が進行しているということだが、他の公民館も見てみたい。 |
説 明 |
福岡市は校区の人口が多くても少なくても、公民館の基準は500uと決めている。 |
質 問 |
公民館の前の駐車場は確保しないといけないのではないか。 |
回 答 |
校区の要望は伊都歴史資料館新館の工事をするのに前の道の件もあって田んぼを借りているが、将来的には必要と思う。現在は、市と業者と両方が借りている部分がある。 |
意 見 |
恰土公民館をすると、波多江や前原南からも要望が出てくるのではないか。 |
説 明 |
人口の件について、昭和60年が7,438人、現在が8,193人、世帯数は1,759世帯が2,442世帯になっている。 |
質 問 |
計画はあるのか。 |
回 答 |
基本計画はない。 |
質 問 |
バリアフリーの対応はどうか。 |
回 答 |
加有里公民館、前原中央公民館はエレベーターを設置し、南風公民館は簡易エレベーターを設置予定である。要望はあるが、構造上の問題もある。 |
質 問 |
恰土小学校の障害児への対応はどうしているのか。 |
回 答 |
学校にはエレベーターやエスカレータはないので、教員が対応している。障害児教育は教員も関わっていくようにしており、介護が必要な時には補助員をつけている。 |
意 見 |
既存の施設も検討しないといけない。 |
散 会 |
12時20分 |