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「前原市に図書館誕生」という突然の新聞報道に驚いた人も多いことでしょう。ぶっくくらぶにも「本当のところどうなっているの」と言う疑問の声が寄せられています。
以下に一月の第一回懇話会から三月議会までの流れを報告します。
≪第一回懇話会≫ 平成一五年一月九日 
●懇話会メンバー
 元図書館建設懇話会委員と元百人委員会人の30人。
●提案事項概略 
 ・図書館本館建設までの暫定的な移動図書館本館
 ・合併後、将来は図書館建設を予定
 ・移動図書館に施設機能を加えることで、図書館サービス  の充実を計る。
●規模
 ・面積570u   ・蔵書数3万8000冊
●建設予定地
 ・伊都文化会館増築
●完成予定
・平成十七年一月

≪第2回懇話会(視察調査)≫
 平成十五年一月一七日
 ・福岡市博多南図書館(博多区さざんぴあ内)
 面積 563u  蔵書数 8万4000冊

≪第3回懇話会≫ 平成十五年一月二四日
●基本構想(案)について検討
懇話会委員一四人要望書提出

前原市図書館(移動図書館本館)基本構想案が、移動図書館サービスに関するだけのものでなく、前原市の図書館基本構想・基本計画を立てる要望書を提出。
その上で、前原市図書館分館として位置づけた暫定的でない図書館建設を希望すること。
基本構想・計画の作成は、準備室を開設し、司書資格を持つ館長候補と住民の協働によるものであること。
基本計画は1市2町の合併に関わらず、図書館計画の基本となるもの。

前原市図書館基本構想に関する請願が
3月議会で採択されました。


概略 前原市の将来の図書館建設は、準備室を新設し、前原市図書館基本構想並びに基本計画の早急な作成とその実現を請願。又、その構想・計画は1市2町の合併の有無に関わらず、図書館計画の基礎となるものであり早期実現が可能なもの。平成十三年文部科学省による図書館法第十八条に基づく「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」に基づく図書館作りを要望するというものです。
新聞報道は勇み足でしたが、この基本構想が、
将来私たちの町に素晴らしい図書館を迎えるための第一歩となるだろうことを願ってやみません。

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としょかん発見塾第3回講座
「ほんとうの図書館をつくろう」
日本最先端の図書館として知られる千葉県浦安市の図書館長 常世田良氏が講演。
図書館は本を貸すだけでなく、市民に知識と情報を提供する場であるとして、情報化時代に対処する図書館作りについて話をされた。
百名を越す参加者からは、前原にふさわしい図書館のあり方や、市民に今できることは何かなど具体的な質問が活発になされ、熱気ある講座となった。
講演の内容は、「としょかん発見塾」HPに掲載。 (B)
「ほんとうの図書館をつくろう」
ビデオ上映会・座談会
としょかん発見塾第3回講座をビデオで上映、
その後、座談会を持った。講演は反響が大きく、もう一度聴きたい、知人にも勧めたいとの声が多かったことから開催。
図書館について知識をもつことがよい図書館実現へつながることを再認識させられた。 (B)
「市長と語る協働の図書館づくり」
としょかん発見塾 実行委員会主催
春田市長出席の下、座談会を開催。
発見塾は市民主催の図書館学習の会であり、会員数は200人を超え、現在も増え続けていることを報告。
図書館作りには行政と市民の情報の共有が大切であることから、市長に行政と発見塾の連携をお願いした。
市長は二月十四日、千葉県浦安図書館を視察、常世田館長とも会見し、前原にも有能な館長を迎え入れることに関心を示されている。
図書館づくりが館長を中心とした準備室の開設や基本計画の作成から始まり、市民と協働の図書館づくりになることを要望。みんなで作る市民のオアシスとなるような図書館になってほしいものだ。 (Y・K)
「藤田浩子さんのおはなし会」
前原市文庫連絡会
「おはなしおばさん」として知られている藤田浩子さんの講演会が開催された。
参加者は180人の親子連れで、前半は子供向け、後半は大人向けの楽しい2時間に大満足。 藤田さんが手作りの小道具を自在に使うとまるで宝箱のように次々に楽しいお話があふれ出てくる。
子どもたちがどう喜ぶのか、上手に様子を見ながら話に引き込み、お話の世界へ連れて行ってしまう。子どもに“お話を届ける”“本を届ける”事は、ほんとうに子どもの心を豊かにできる大人の大切な役割だと思った。(岡本)
前原市移動図書館運営委員会
十二人の委員と社会教育課、司書が参加。新規事業、要望事項に対する改善事項が報告された。
<今年の要望事項>
 ・ぱぴるす号へのボランティア参加
 ・移動図書館書庫の見学会希望
 ・ステーションへの次回開館の予告掲示
 ・地域資料の収集
 ・文庫や学校の図書返却トラブル対処方法
 ・開館時のこどもの安全対策
 ・運営委員会の時期と回数の増加

ぱぴるす号には意見箱が設置されています。皆さんもご利用下さい。 (K)

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福岡県知事候補への公開質問状提出
福岡県の図書館政策についてフォーラム「住民と図書館」メンバーが県下の図書館諸問題について、
文部科学省の「公立図書館の設置および運営上望ましい基準」に基づく4つの設問をアンケート。
三月一五日までに回答をお願いした。
回答は参加団体はもちろん、場合によっては公表もある旨申し添えた。 (峯)
生涯学習学びピア委員会
平成一四年度委員会では「移動図書館本館」建設の予定が報告され、場所、名称、バリアフリーなどに要望が出されました。また生涯学習への関心の高まりから生涯学習課が必要ではないかという意見も有りました。 (T)
 としょかん発見塾
図書館に関心のあるあなた、いっしょに“としょかんづくり”の輪を広げていきましょう。講演会や学習会で知識と意識を深めよい図書館のためにできることを始めませんか。

■登録費/
 個人・ファミリー・団体会員:一口100円〜
 協賛会員:一口1000円〜
■お問合せ/としょかん発見塾事務局
電話324−4181(辻 桂子)

※運営スタッフとしてご協力くださる方も募集しています。

≪これからの予定≫
としょかん発見塾は「ほんとうの図書館ってなんだろう」と
図書館を学ぶ学習会です。
4月・5月は「としょかんへ行こう!」のビデオを一緒にみませんか?今どきの図書館は本を貸すだけじゃない。情報発信基地と言われる図書館の使い方をビデオで見て、前原市の図書館像を語ろうと思います。
6月は図書館の中の図書館といわれる「伊万里図書館見学会」。どこが、なぜ、素晴らしいのか徹底検証してみましょう。
としょかん発見塾はどなたでも参加できます。

第4回としょかん発見塾 4月19日(土)伊都文化会館
 19時半から21時 参加費100円
●第5回としょかん発見塾 5月17日(土)伊都文化会館
 19時半から21時 参加費100円
●第6回としょかん発見塾 6月21日(土)伊万里図書館 
 10時から伊万里図書館見学。
詳細はhttp://hakkenjuku.tripod.co.jp/

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【吉丸議員・質 問】
◆PFI可能性調査の結果
◆今回提案の図書館の名称と位置づけ、予算
◆図書館準備室創設、館長を要望
◆図書館基本構想の策定を要望
【回 答】
名称は「移動図書館本館」で、暫定図書館ではない。
規模は700u、蔵書5〜7万冊。図書館には、専門の図書館長が必要と認識。
小さくても機能を落とさないようにしたい。図書館建設懇話会を開催し、設計も専門家、市民と検討とのこと。

PFIは、現時点では中止。
将来的には、その時の判断とする。
基本構想、基本計画作成は現時点では合併の問題ががあるので、難しいが検討したい。


【笹栗議員・質 問】
◆ブックスタート 1歳6ヶ月も検討を。
◆朝の読書運動振興。
◆学校に選任図書司書配置を要望。

【回 答】
15年度以降検討事項に。
学校図書館の機能はより充実を計る。
司書教諭専任化を国へ要望・学校司書も検討課題に。
以上傍聴席からのレポートです。傍聴席は満員で、多くの人達が熱心に耳を傾けていました。市民の行政に対する熱意を、ひしひしと感じる議会傍聴でした。(T・O)

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合併と図書館の問題解決
『やまぐち2010年の図書館像』

山口県図書館協会政策委員会編  800円

山口県図書館協会から2003年2月に発行された
山口県の図書館設置基準を分かりやすく解説した本。
「住民の身近に図書館を設置する」
第6章には図書館作りは町作り、生活圏と図書館の距離、
市町村合併と図書館サービスの諸問題など
タイムリーな記事がいっぱいで参考になります。
山口県の公立図書館振興計画は長期視点で
山口県の未来を開くために作られています。


 おたよりをお待ちしています。

浦安の常世田館長の講演を聴いて「公共図書館のあり方は市民の意識に影響する」事を知りました。図書館は文化的な場所だけでなく情報発信の場所として必要です。図書館がないことを行政のせいにするのではなく、私たちが図書館を学んで「自分たちの手で作る」ために意識の和を広げていくことが必要だと思います。
(前原市 N/Y) 

ぼくは本が大好きなので、図書館があったらいいと思います。ただでいっぱい本が読めるし、寒い日や雨の日でも遊びに行けるからいいと思います。弟の好きなのりものの本もかりてあげたいです。
(前原市 9才男子)

1998年11月、前原中央公民館の呼びかけに集まった
有志数人ではじまったくれよん文庫は、
今年秋に5周年を迎えます。
現在、前原小学校児童の保護者を中心とした20名以上のボランティアが交代で本の貸し出し、整理、補修、製作、読み聞かせなどの活動に関わっています。
前原中央公民館の図書室で、毎週土曜日の10時から12時までの定例の貸出日に会員登録すれば、あとは公民館の開いてる時間であればいつでも本を借りることができます。
現在、毎年春に開催している、図書ボランティア養成講座の準備中です。例年、文庫活動に参加されたい方だけではなく、自分のお子さんのために絵本について学びたいという方の参加も多く、大好評の講座です。
楽しく遊び、楽しく学んで、細く長く活動していければと文庫ボランティア一同頑張っています。ぜひ、一度遊びに来てみませんか?
(くれよんメンバー T.M.N)

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ひとこと
●図書館の仲間がだんだん増えています。みんなで考えれば、きっと素敵な図書館ができると思います。 〔桂〕

●さすがに長州藩山口、図書館政策のすばらしさに感心しました。 〔うさぎ〕

●永く続けるコツ、出来ることを楽しく、無理なく、イキイキと、仲良く。さらに心がひとつになるといいね。 〔峯〕

●図書館新人民です。ぶっくくらぶの図書館度はかなり高くびっくらこきましたです。学ぶ事がたくさんあるなあ〜 〔河〕

●春休みの子どもたちの居場所…家の中?道路?学校?公園?図書館! 〔中尾〕

●図書館について知れば知るほど考えさせられる。同じ日本でこんなに地域格差があってよいものかと。
  糸島の場合はこれからに望みを託す。 〔JF〕

●本の世界、一冊ずつ別世界、次はどんな世界が?ワクワクしたい… 〔ハンス〕

●本棚はその人を映す鏡。図書館はその町を映す?さて前原は… 〔B〕

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