ぶっくくらぶのトップへ戻ります。

★バックナンバー★
◎No.28
◎No.27
◎No.26
◎No.25
◎No.24
◎No.23
◎No.22
◎No.21
◎No.20
◎No.19

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+としょかん発見塾のHPへ



七月二三、二四日の両日、伊都文化会館にて、沢さちこさんの絵本展を開催しました。

沢さんは三十年程前から手作りの絵本・紙芝居を創り始め、
さまざまなコンクールに入賞、紙芝居文化推進協議会の会員でもあり、
意欲的に創作を続けています。
今回は、六十五点の作品と、布絵本サークル「フェルト畑」の作品、
そよ風文庫のエプロンシアターも合わせて展示。

沢さんの作品には、二人の娘さんや
同居(飼っているのでなく)の小鳥を主人公にしたもの、
地域を題材にしたものなど、
身近な世界をいきいきと描き出したものが多く、
来場者は皆、時間を忘れて絵本に見入っていました。

昨年から前原市に居住の沢さん、糸島を舞台にした作品も、
遠からずお目見えすることでしょう。


-来場者の声-

「前原は福岡のベッドタウンで若い人が多いし今後も増えるだろうから、
こういうイベントはとても良いと思う。
特に夏休みとか、子供を安心して連れていける場となって、よいかも。どんどんやってください」
(唐津・50代)

「子育てで大変なお母さんとか、世間の理想的な母親像になろうとしてなれなくて、追いつめられた立場の人は、
これだけの絵本を見たら、それだけで、安心すると思う。」  (女性センター勤務・女)

ほかにもたくさんのご感想をいただきました。ありがとうございました。

=洲之内議員=

Q・スペースが小さい、図書館と言えるのか?
A・ソフト面が重要。

Q・館長・司書、選書、職員配置は?
A・正職員1名、司書を1名選任。5年の実績がある。
選書―ガイドラインに沿ってやる。合併で図書館の方針はある。合併後の図書館計画にあわせて。

=江頭議員=

Q・名称は?
A・今後検討
Q・職員、どの時期にどう増やすのか?
A・検討中、(暫定)移動本館10名、パピルス5名以上。
Q・司書資格者は?
A・出来るだけ早く、8名くらい。
Q・館長は?
A・専任か兼務かは未定、館長は置く方針で。館長1人が選書するのでは困る、経験ある人がいる。
Q・(暫定)移動本館基本構想の6項目はすばらしいが、この規模では補えないのでは?「知」を担える館長を。選書の期間も無い、正規司書職員もいない、人数を増やして司書資格の採用、準備室の設置を。
A・可能な限り市民の要望に応える。
館長は置きたい(置かないとは言っていない)。
◎図書館はその地域の文化をつくり育てる。住民生活に浸透し住民レベルを上げていく。はじめの一歩で素晴らしい図書館がつくれれば「花丸」。しかし、出遅れスタートでも、遠回りの道でも、ひとつひとつ地道に進んで行ければ良い。市民のために作る図書館です。皆で育てましょう!(K)

 前原・糸島に本格的な総合図書館の設置を求める者にとって、財源がないという行政の回答を聞くのは悔しい。
自分達には財政を見通す知識も情報もなく、反論できないからです。図書館はどうしても必要なもの。
図書館の必要性を認め苦しい財政情の中からでも作る工夫をするのが、知識も情報も持っている行政のプロではないかと思います。
図書館建設への国の補助金も、今はなくなりました。一律で箱物への補助金なし政策を実施しているためです。
「図書館もただの箱物扱い」なのが、この国の現状です。
そんな中、糸島一市二町合併の話がでてきました。合併についてはいろいろ考えるべき事もありますが、
この合併の機会に、合併特例債を使って総合図書館が作れるのではと期待します。合併協議会で実施した
住民アンケートでも、新市建設にあたり最も要望の多かったのは図書館(などの文化施設の整備)でした。
しかし、新市建設計画策定委員会での図書館建設の取り扱いは、当初とても不透明なものでした。
合併特例債を使って何を作るかを、はっきりさせなかったのです。
それでも住民説明会の日程が近づいてくると、紆余曲折の末、新市建設計画の中に、「総合運動公園や図書館などの文化施設、公共下水道の整備については、優先的にすすめます。」と記されることとなりました。
図書館について理解のある方が何人かいてくださったのが幸いでした。
合併協議も最終段階に入り、七月から八月にかけて各校区単位で開催される住民説明会を経て、二町の住民投票でいよいよその可否がはっきりします。
合併できなければ、当面の総合図書館の建設は無理でしょう。
合併できた場合でも、図書館建設が最優先になる保障はありません。

「まだまだ、ぶっくくらぶの活動はひまになりません。」(H)
(仮)前原市移動図書館本館→前原市図書館「ぱぴるす館」
という名前が七月に移動図書館本館建設懇話会に
教育委員会から提案されました。
この図書館建設の目的は「本館建設までの
暫定的小規模図書館として、現在の移動図書館機能を活かし、
さらに高めるために施設機能を付加する図書館である」ということです。
ぱぴるす館が市民に愛され本館建設へのジャンピングボードとなるよう、
できるだけ早く資格のある館長を配置し
充実したサービスを行ってほしいと思います。
【ぱぴるす館概要】
・場所=伊都文化会館/ピロティ方式で増築
・図書館面積=752u
  (福岡市の分館くらいです。)
・蔵書数=5万冊(蔵書3万冊からの予定)
・開館予定=17年秋(本館予定はなし)
・移動図書館者=2台で週4日稼動予定
〜懇話会議事録より 教育長答弁〜

 秋頃には合併の結論が出ているだろう。教育についても合併効果はあり、
公共施設の建設はそちらに委ねるところが大きい。
本格的な総合センター的な図書館については、新市計画の中にもある。
また、合併しない場合でも、以前PFIの調査を含めて、検討を重ねてきた経過もあり、
本格的な図書館を作らなければならないという気持ちはある。
ただ現実的には、ご存知のように財政難の状態である。
行政として文化的、教育的施設は優先すべきという考えは持っている。
市の計画に含めていきたいとも思っている。
ぱぴるす館は暫定で、小なりといえども、将来の図書館計画のノウハウを学んでいく上でも、大切なものだと思っている。

「すばらしい図書館のある町に住みたい」
 7月4日、NHK教育TVで「身近に図書館を考えるディスカバー図書館2004」が放映され、
12日、ビデオ上映会を行いました。
一番インパクトのあった言葉は児玉清さんの「すばらしい図書館のある町に住みたい」でした。
利用者にとっては「海のみえる町に住みたい」と同じようなレベルで住居選択の条件の一つが図書館なのです。
女優の本上まなみさんは「図書館は宝の山」といいました。
図書館という宝物が輝くか、輝かないかは館長の人柄次第ということです。
理想の館長として滋賀県高月町立図書館長の明定さんへのオマージュを紹介します。(辻)
 明定さんは、いつも人を見ている。〈僕はあなたの借りる本なんかに、関心はありませんね〉というようにお天気の話なんかしながら本を並べたりしているに違いない。
それでいながら、あの人はこの前もあの本棚の前で長い時間立ち止まっていたな、
なんてことを頭の隅に書き残している。
そして、彼女に必要とされるだろうという本を注文し、本棚に並べる。
それから「きっと来る」とまじないをかける。
毎日図書館の中で素敵な罠をいっぱい仕掛けて「今日は誰が来るかな」とわくわくして待っている。
すると、彼女が罠にかかって本を手にする。それが自分のために並べられた本だとは露知らずカウンターへ向かう。
明定さんは、やれやれと一仕事終えた満足感に浸りながら本棚へ向かい「次はこれとこれ」と本の背表紙を少しだけ前に引き出す。彼女が次にこの本を読んでくれるように・・。
 明定さんの正体はきっと「いそぎんちゃく」に違いない。
図書館の本の海に住み、何千本もの透明な触手を町の隅々まで伸ばして「みんなの暮らし」をそっとなでている。
夜になるとビールなんか飲みながら、今度買う本のことを考えている。海の広さはちょうど高月町くらいあって、
浅瀬にも岩場にもいろんな人が住んでいる。
生まれたばかりの赤ちゃんもいるし、いくつになったのか誰も知らない大亀もいる。
明定さんは波間を漂いながらいろんな人と友達になる。
そして、嵐の海では危険を冒しながら真っ暗な海で灯台の明かりを探す。
未来がどっちの方向なのかをどうしても知らなければならないからだ。

『みんなの図書館』連載 ―図書館エッセイ―

図書館の窓を開いて  辻 桂子/著
図書館のこと、もっと知りたい方必読!「としょかん発見塾」ホームページで、ぜひご覧ください。

本を読むのが好き。図書館が好き。図書館を利用して十五年。
図書館が欲しいと前原市で図書館作りの応援をし続けて十年。このたび司書資格を取りました。
図館を知れば知るほど、図書館の魅力に引きこまれます。―(中略)―
「図書館」がもっともっと利用者の使いやすい、価値あるものになるように何かお手伝いできることはないかという思いで
「図書館の窓を開いて」を書いています。図書館が窓を開けてもっと利用者と心を通わせてほしいと思います。

6月20日(日)福岡市のふくふくプラザで行われた浦田愛さんの
「ハッピーデイコンサート」で、“本の配達便”をしてきました。
テーマは歌の内容にちなんで木や自然関係から、雨、お父さんなどなど。
ふくふくプラザということで、手話関係の本も展示しました。
大人の本から絵本まで、合計74冊。来場者の皆さんに、いろいろな本を手にとってご覧いただきました。
新しい本の発見もあったようです。気に入った本を見つけた方は、タイトルをメモされたりして。大型絵本の「ちびゴリラのちびちび」も、大人気。愛に包まれたすてきなコーナーになりました。
ロビーでの読み聞かせライブも行い、じっくり聞いてくれて感激。
開演ブザーが鳴るまでずっと続きました。
コンサート終了後も少しだけ…。いつまでたってもやめられない、読み聞かせでした(K)
回数 日にち イベント名 企画テーマ
第9回 2004-7/30 女性の心サポート 伊都コンサート 命を守る
第8回 2004-7/21 第11回発見塾 沢さんの手作り絵本展 手作り絵本
第7回 2004-6/19 浦田あい ハッピィディコンサート 一本の樹
第6回 2004-5/19 糸島子ども劇場 ブックブックフェア 20才を過ぎた絵本
第5回 2004-5/14 糸島子ども劇場 ブックブックフェア 20才を過ぎた絵本
第4回 2004-2/22 糸島子ども劇場 なんなんなんでマン 不思議
第3回 2004-2/21 糸島子ども劇場 なんなんなんでマン 不思議
第2回 2004-2/14 第8回発見塾 コンサート バレンタインディ
第1回 2004-1/15 ライオンズ 親子コンサート 盲導犬・音楽会

第13回としょかん発見塾のお知らせ
暖炉のある図書館だって!一緒に行ってみませんか

第13回発見塾は十月頃「島根県の新しい図書館見学ツアー」として斐川町・仁摩町の図書館見学を予定しています。
島根県のほぼ中央、出雲大社にほど近い人口2万6千人の斐川町。図書館は素朴な煉瓦と木のぬくもりがほど良く調和した人が集う$}書館です。館内には暖炉の部屋があり、町の昔の写真が飾れています。また、斐川町立図書館はICチップを導入した未来型図書館といわれています。(藤)
【お問い合わせは事務局324・4181へ】
【斐川町立図書館概要】
●所在地/島根県簸川郡斐川町大字直江町4156番地
●開館/2003年10月1日●建物延べ床面積/2,958u●蔵書数/10万冊

としょかん発見塾では、“本の配達便"としてイベント等で本の展示を行っています。
そのイベントにちなんだ本を、前原市移動図書館ぱぴるす号から30冊ほどお借りしての展示です。
これまでに、としょかん発見塾による「バレンタインズデイコンサート」、「ライオンズ親子ふれあいコンサート」、
子どものための地域舞台公演実行委員会による公演「なんなんなんでマン」
などで、展示を行いました。
ぱぴるす号ではなかなかお目にかかれない‥・でも、本当はぱぴるす号にもたくさん本が
あるんだということを少しでもご紹介できればと思っています。
展示のご希望があればご連絡ください。本の選書はお任せいただきますが、リクエストがあればお探しします。
※配達便をご希望の方は、下記までお気軽にご連絡ください。
としょかん発見塾のHPへ
としょかん発見塾ホームページ


ぶっくくらぶのトップへ戻ります。
- Copyright (c) 2000-2004 ぶっくくらぶ All Rights Reserved - re-layout by いとぐらへ